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みんなSIMフリー携帯にしようよ。

まわしものじゃないよ。だってSIMフリー携帯といってもいろんな会社が出しているし。

私自身がりんごフォンから乗り換えてとってもよいと思ったので、
いま「携帯電話の通信費が高いな」と思っている方にはおすすめしたいなっと思って書いてみます。

“格安スマホを使う”とは

  • 既存の大手通信キャリアの回線を借りるサービス “MVNO”
    (“Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)”の略)

                                +

  • 通信キャリアの制限がない”SIMフリー携帯”
    (どこの通信キャリアのSIMを差しても大丈夫な機種)

を使うこと。なので、MVNOのサービスおよびプランと、SIMフリー携帯をどれにするか、選ぶ必要があります。

 

私はどう選んだか

冒頭にも書きましたが、背面に囓りかけりんごのついたスマートフォンを好んでずっと使ってきました。
ただ月に9000えんくらいかかるのはどうなのか。と思い、
根本から見直した結果、
30000えん弱で携帯を一括購入後、ひと月にかかる通信費は
通話料含めて2000えんほどになりました。
私の場合は

  • 使いやすければあいほんじゃなくてもいい
  • InstagramやTumblrが綺麗に見られるものがいい
    +自分がカメラで撮った写真の編集もしたい
    =ディスプレイの性能重視
  • RAMは1だとちょっと不安なので最低でも2GBは欲しい
    (chromeを開いたままtwitterをみたり動画をみたりしたいので、何となく)
  • 充電は長持ちのほうがありがたい
  • 家ではWifiを使うのでモバイルデータ通信量は少なめでよし
  • 通話はちょっぴりしたい(園などと)、主にLINE通話で充分
  • めんどうなのでMNPしたい

というふんわ〜りした希望があったのですが、なんと

  • Androidではじめからたくさんおすすめアプリが入っている
    (※不要なら全部消せる)
  • いい感じに高解像度(368ppi)で6インチ(iPhone6plusよりおっきい!)
    (これは店頭でディスプレイのみえかたと持ち心地を確認しました。)
  • わりと大容量バッテリー (4100 mAh)(2日は余裕)
  • RAM2GB、ROM16GB

というばっちりな携帯電話を見つけて、それにしました。
Huawayという会社の、Ascend Mate 7という機種
(今ではおそらくもっとよいのがでてます)。
それまでSDカードが使えないのでアプリと写真で常に容量はぎりぎりだったけれど、このたび32GBのSDカードが差せるのでだいぶん余裕があってすばらしい。いっぱいになったら交換もできるし(本体内部メモリは16GB)。指紋認証、LTEにも対応。
ちなみに中国の会社ですが銀座にもスタッフさんがいるので、先日購入後1年保証ぎりぎりで充電コードを差す部分を壊してしまいましたがスッと無償交換していただけました。
6インチだと、文庫本かな?というくらい大きいのですが、
写真みやすくて綺麗で大成功。ただ、ちょっと重いのだけ難点でした(手の疲れはそろそろスマホを休憩しなさいという意味だと捉えることに…)。あまりのみやすさにhontoやkindleで本を読み始めました。
これでさんまんえん、文句なしです。

MVNOは

  • 音声通話基本料金700えん + データ通信3GB900えん
    というプランがある
  • docomoの回線を使用
  • バリュープランで通信料さらに割引
  • MNP可能(+3000えんだったかな)

のniftyがやっているnifmoというサービスにしましたがこれはほんとうに日々各社がキャンペーンや新プランの打ち出しなど切磋琢磨??している状況なので、
私は買う寸前に各社最新の通信プランおよび特長を比べて、
“気が向いたらバリュープラン(=niftyのおすすめアプリを落とすなどす)れば最安値かー”とnifmoにしました。
今はそこまで出かけたり出先でデータ通信したりもしないので
3GBで間に合っています。むしろ余っている。

どうですか

ふりかえってみるとりんご+そふとばんくはやはり高すぎたよ。
私はかなり快適&安価になりうれしいです。
apple IDで買った新明解国語辞典を移せないことだけが残念。
androidはアイコンを置く場所もアプリの消去も自由だし
(マルウェア対策はより厳重にしたほうがよいみたい)、
なんならアイコンをテーマ選んで全部変えたりも自由だし
UIも使いやすいの多いし、外側も思いのほか(しつれい)気をつかったデザインの物も多く、りんごのブランディングの魔法は強いけれどよく考えてみたらりんご必須という訳では私はないなと思いました。
PCはiMacだけどべつにけんかもしないよ。
ので、ちょっと気になったら調べてみるのもよいと思います。
国内メーカーのでもっとSIMフリー携帯が増えればいいんだけどなー…

次回は海外サイトを使ってSIMフリー携帯を買い換えたことについて書こうと思います。

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長男のやきもち

2歳の長男に弟が産まれたとき、
彼は絶対にやきもちをやくだろう、と思っていた。
ところが拍子抜けするほどしなかった。
なんだか不思議なかわいい生き物がいる、
という具合で、ほおを手でそっと挟んでみたり
微笑みかけたりするものだから、私は
これはちょっと失礼な予想をしてしまっていたのかしらん、と思った。

ただ、一度、彼と遊んでいるときに赤ちゃんの弟が
隣室で泣いてしまって、
フォローなしにすぐスッと立って見に行ってしまったら
彼は私を追いかけるのを暫く我慢していたらしくて(夫が見ていた)、
そういうことを続けないようにしなくてはと反省した。
(でも、その後も気づかないうちに何度もしてしまっていると思う。ごめん。)
多少、予想していた”怒り”のほうではなく
“泣き虫化する”ほうにやきもちのベクトルがいっているのかも知れない、
それは最近もそうなので、一対一でちゃんと顔を見て話す、遊ぶ、
という時間を意識して持つのが
対処策(というと冷酷な感じがするけれど)として有効なのは分かっているし、
育児書的にはお兄ちゃんケアの常識だけれど…
お世話に追われたり自分のことに時間をさいてしまって、
あまり一緒に遊んでいないので良くないな。
これも反省。お盆休みにはもっとちゃんと遊ぼう。

最近では下の子も大きくなり(1歳半くらい)、小走りもできるようになり
ふたりでよく追いかけっこをしていて、賑々しい。
一緒に踊ったり、一つの座椅子に収まっていたり、
ものを取り合ったりもする。
長男は、次男のことを、必ずひとつづきで
「〇〇くんおーとと(“弟”の意)」と呼ぶのだが、
道行く人にも「〇〇くんおーととだよ」と紹介して歩いていて、
「(…???)」という顔をされているのがかわいい。
子というのは一人だと、より物静かに育つのだろうけど
まあこれからも元気に仲良くしてくれたらいいかなーと思う。

私も夫も歳がとても近い兄弟はいないので
けんかはどの程度で仲裁したらいいのかな…?などと
作戦会議を開きながら、見守っている。
けんかはあまりしない、というかまだ兄のほうが
力も知恵もある故にけんかできないので、
親としては「おーおーやれやれー」と応援(?)できるくらい
力が対等になってくれるといいなと勝手に思っている。
服や靴からすると年齢は2歳差なれど
体格差は1歳差まで追いついてきている(!)ので、
がんばれお兄ちゃん。越されるぞ〜。

いま長男のお気に入りは本だと「のろまなローラー」やのりものずかん、
映像だとトミカ、おもちゃも車。ぶれない。
次男は保育園でもらってきた歯磨きややさいの絵本、
映像はリズミカルな音楽がついているもの(踊る)と
動物の絵がいないいないばあをするもの、
おもちゃはなにかしらの…容器…?が好き。
鞄状のものを腕に下げてぷりぷり振りながら歩いている姿がよく目撃されている。

これから、ここでは買って良かったものや絵本の記録をしていきたいと思う。
あとは、観察記になるかと思う。

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結婚するのに性別は関係あるのか

studio killersの “Jenny”という曲は、
目立つところの歌詞がこのようになっている。

I wanna ruin our friendship
We should be lovers instead
I don’t know how to say this
‘Cause you’re really my dearest friend

私たち、友達でいるのをやめよう
代わりに恋人どうしになろう
でもどうやって言ったらいいか分からないの
あなたはほんとに一番大事な友達だから
(意訳)

これは最近聴いた曲の中で
唯一泣きそうになってしまったもの。
といっても私に同じ経験があるわけではない
のだけれど、相手に自分の気持ちを伝えて
それが受け入れられるかどうか分からない、
現状を変えたいけれどうまくいくか分からない、
という不安や恐れが曲全体にあって、
上記歌詞の部分が
それを一番あらわしているからかも知れない。

(MVもよいです。わりと歌詞のとおりのMV。
でも後半の展開はびっくりです。)

それで思い出したのが先日夫とした、
「一緒に暮らす相手に性別は関係あるのか」
という内容の会話で、
結論からいうと、二人とも、結婚の法律はさておき
当事者達の側には関係ない、というのが私達の意見であった。

大好きで共に生涯を過ごしたい、いろいろな事を共有したい、その人間の中身が好きなのだから、性別は関係ない。
お互い、我が身のこととして考えてみたら、一緒に暮らそうと思った相手がこの度(この度!)異性であったので結婚をしたが、自分が男性どうし女性どうしで一緒に暮らすことに抵抗はない。
という話であった。

ただ悲しいことに、世間ではトランスジェンダーに話が及ぶと、
いまはまだ同性どうしだというだけで幾分か生きるのが困難になってしまうようだ。
子どもとジェンダーの話になったらそれも伝えておくべきかも知れない。
そう思った。もちろん、だからどうこうしろ、ということではないが。

そうしたら生きづらいのは同性どうしだけではなかったのだ。
恥ずかしながら知らなかっただけで、
トランスジェンダーは大変複雑なのだということをNHKの番組で知った。

心と身体の性に違和感があるか。
身体的社会的にどうありたいか。
自分が男性なのか女性なのかが「わからない」あるいは「ない」という人もいる。
“トランスジェンダー”という言葉の定義そのものも不断の変化を続けているそうだ。

心が男性で身体は女性で性的指向は男性、ということもあるそうだ。

偏見や差別をなくすにはまず知識が要る。
子どもたちにはなるべく柔軟に育ってほしい、
だから何に関しても自分も勉強しつづけて
知らぬ間に偏見を植え付けるようなことはしたくない、と思った。

jenny2

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札幌の雪(あとトリトン)

高校まで北海道の札幌で過ごした。
行きたい大学があったので東京へ越し、
結婚と就職を期に名古屋へ越し
すべての街に好きなところそうでないところがあるが、
今はとくべつ、札幌の雪が恋しい。

振る雪も積もる雪も恋しい。
あんまり積もりすぎてもいけない、大変なので。
なので札幌がいい。
日が暮れてぐっと気温が下がっていき無音で雪が降り、
朝になるとふかふかの積雪が日の光を反射して明るく、
外へ出ると大変に眩しく寒さで鼻が痛くなる、のを久しく感じていない。

雪は街灯の明かりをも反射しそれが街全体に及ぶので、
冬になるといつでも夜空がぼんやりとオレンジ色に明るい。
積もりたての雪は隙間に空気を含んでいるので
音を吸い込むというのはほんとうだ、
雪の朝の静けさは何にも代えがたく気持ちが良くて
みみあてをしていないと室内に戻ったとき温度差で
耳がかゆくなるのがわかっているのに私はよくそれを外して歩いた。

幼稚園生小学生は雪が積もり始めたらスキーウェアを着て登校
するのが当たり前だった。
スキーウェアに長靴に脚絆(長靴に雪が入らないようにする足カバー)、
手袋にみみあて付き帽子をかぶったら完璧。
雪山でごろごろしても寒くない(嘘、鼻は冷たい)。

特にこのごろ毎日気温が上がってきて夏真っ盛りだからというのもあるけれど、
18年間暮らしても雪にうんざりするということはなかったなあ、と
よく思い出す。
春のびしゃびしゃグレーの地面にはちょっと閉口してたか、
でも車で移動をしてる人間のせいなので仕方ないよね。

札幌というか北海道は、牛乳および乳製品、魚介類、お水、野菜、
意識してなかったけどたぶんお肉もお米もおいしい。
最近東京ソラマチにも出店したという回転寿司『トリトン』は20年前からおいしい。
私はえんがわ、サーモンだけでも気持ち的に5皿ずつくらいは食べられるくらい好きだった。
脂身とさっぱりのバランスがちょうど良いのだ。その感じはいまもご顕在だろうか…。

札幌についてはちゃんと都会もあるところが好き、
私が高校生のあたりで札幌駅がものすごく綺麗になって、ステラプレイスという
ショッピングモールができ、すこーし外れにd&department storeもやってきて、
大きな紀伊國屋もできたし、ほんとうによい。

先進的なお店や商品がまず札幌で試される、という話を聞いたことがある。
でも流行にがっつくような感じでも
他人に冷たい感じでもない人の雰囲気が好き。(それもご健在かなー
最近Twitterで知って気になっているのは

  • ツキネコカフェおよびニャイダーハウス(中央区)
    北海道札幌市を拠点として猫の保護活動をしている団体”NPO法人 猫と人を繋ぐ ツキネコ北海道”がプロデュースする、保護猫のいるカフェ。NPO団体自体が『不幸な猫を一匹でも減らしたい、増やさない。』(HPより)というモットーでやっていらっしゃるので、もしも札幌で猫と会いたかったら、お迎えしたかったら、まずここへ行ってお話したい。猫と。
  • ちいさなえほんやひだまり(手稲区)
    店主の青田さんという方がご自宅を改装して営業していらっしゃる絵本専門店。絵本がぎっしりの中で年齢に合わせた絵本を紹介してもらえたり、時には店主さんがその場で読み聞かせをしてくださったりすることもあるらしい!

の二つ。
すごいまとまりのない投稿ですが、今後も気になる場所が見つかり次第札幌タグを付けて
メモしていこうと思いますの意思表明をしておしまい!

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ますむらひろし『ヨネザアド幻想』と幼少期の本棚

”ますむらひろし”という80年代から活躍している漫画家さんがいる。
“ヨネザアド”という架空の大陸の、”アタゴオル”という架空の街を舞台にした作品を主に
描いてきた作家さんで、二足歩行の喋る猫が出てくる。
というかこの世界では人間は少数派で、そしてヨネザアドには猫の目時計があり、
セミの天ぷらがあり、毛だらけの飛行機がある。
ちょっと変わった世界なのだ、すべてが繋がっている童話のようで小さな頃から私にはとても居心地が良かった。

私は
『アタゴオル物語』
『夢のスケッチ』
『アンダルシア姫』
『コスモス楽園記』
『アタゴオル玉手箱』
『ペンギン草紙』
などを繰り返し読んだ。宮沢賢治原作の
『雪渡り十力の金剛石』
『銀河鉄道の夜』
も読んだがアタゴオルシリーズのほうが好きだった。
それら全ては父が趣味で買い揃えて書庫に置いてあったものだった。
子ども時代を過ごす自宅の本棚はけっこうその後の人生に影響を与えると思う。
子どもはわりとてきとうに選ぶけれど、気に入ったものは繰り返し読むので、
揃えてある幅は広いか親がぜひ読んでほしいとか大好きというものにしておきたいといま思う。
私の実家は絵本がかなりの量あったが これを子に…という感じではあまりなく、
親が気に入ったものをどんどん買っていくうちにそうなったらしい。
それらの絵本と、手塚治虫や大島弓子やいがらしみきおの漫画、
村上春樹や赤瀬川原平の著書をジャケ読み(?)する中でお気に入りが増えていった。
で、我が家は美術書とホラー小説が大量だけどどうなるかしらん。
(ちなみに私が子どものころ読んで衝撃を受けたのは
大槻ケンヂ『くるぐる使い』と岩明均『寄生獣』…)

話は戻って今年、『ヨネザアド幻想』という本を買った。
自分で買った初めてのますむらさんの新刊である。
といってもこれまでの作品の中から、彼の

故郷、米沢を色濃く反映させて創った作品や米沢を舞台にした作品群を一同に会した作品集

(ヨネザアド・カタツムリ社HP 『ヨネザアド幻想について』より)
とのことだけれども、読んだことのない初期作品が沢山収められていた。
ますむらさんのWikipediaにもどなたかが書いていたが、
初期作品に出てくる猫は人間の愚かさを指摘し罰を与えるような、
ほぼ化け猫のような恐ろしい描かれ方をしている。
そこから徐々に人と猫が対等になっていったのだなということがよくわかった。
(まずはじめに「人間だけが優れているという描き方をしたくない」という考えがあったのだそうだ。)
大きな大きな本で、加筆も沢山されているとのことで、見応え充分の一冊。
アタゴオルシリーズは私も揃えて子どもたちに読ませたいなあ!とあらためて思った。
ちなみにご本人から、Twitterで『霧にむせぶ夜』はちょっぴり怖いのでお子さんは注意!とのリプライを頂きましたが私が見てもヒッてなるコマがあった。コマというかページ。
随分前に猫町のギャラリーで偶然お見かけした時、ヒデヨシみたい!と思ったのは秘密。
あといつまでも私の憧れは聡明で行動力のあるツキミ姫です。