Gallery
0 comment

まねき屋さんの張子

hariko1

名古屋の特集ムックN:BOOKの創刊号で紹介されていて知ったまねき屋さんの張子です。独学で学ばれた、大野博之さんという方が名古屋市内でお一人で作っていらっしゃいます。手のひらに乗る大きさで、とてもかわいい。しかも起き上がりこぼしになっていてゆらゆらします。

hariko4

この鼻高天狗と烏天狗は、東京は台東区谷中の雑貨店イリアスでお盆の時期に開催されている「お化け物産展」のため2014年に作られたものがブログに掲載されていて、これはほしい!となり、伺ってみたところ受注製作も数週間でしてくださるとのことでお願いしたものです。烏天狗だけでも、と思いましたが、並ぶと親分と弟子感がでて味わい深いので鼻高天狗もお願いしました。調べてみると烏天狗が必ずしも下っ端というわけではないらしいので、仕事仲間(?)のふたりという感じで今はみています。そういわれてみれば同僚にみえる。

hariko2

服のふわふわした白いやつが表現されていてかわいい。伝統的な、胡粉の下地に千代紙を貼り付ける方法をとり、それだけでは”すぐ汚れてしまって実用性がない”‘(ご本人談)ので保護としてクリアラッカーをかけてあるつくりで表面につやがあります。子どもたちにはまだ怖くて貸せないけれど、私にとっても扱いやすいのは助かります。

hariko3

ねこのうしろです。ぬるん。
まねき猫は種類が沢山あるのですが、悩んで、お腹に”妙”とある”妙な(る)ものをまねく猫”とお腹に”厄”とあり手を下げている”厄をまねかない猫”にしました。まねかないシリーズは”悪”とか”災”とかもあります。”妙”は「たえ」と読むか「みょう」と読むかで違ってくるというか、両方来たらいいなとおもしろく思いました。

イリアス限定のどろぼう猫柄(ほっかむりをしている)とかベニテングタケ柄とかもあったようで、よいです。イリアスがそもそもよいです。在住のかたはぜひ。
通販の際も、着彩の特注を快く受けてくださったり、個体差があるため…と数枚の写真を添付して選ばせてくださったりと、とても丁寧で優しい方でした。
私が次に狙っているのはこの”はぢっかき”です。ふふ。