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アルコールが好きです。

といっても消毒用のほう。

ノロが流行った後からだっただろうか、街なかや病院などの施設の入り口に手指の消毒用アルコールのスプレーやジェルが置かれるようになってきた。
2013年に上の子を産むとき入院した部屋にも置いてあって、それがとても安心だったのでたしかそれをきっかけに家でもアルコールスプレーを使い始めた。

気に入っているのは、お酒のメーカーが作っている”ドーバー パストリーゼ77″

これを、

これに詰め替えつつ使っています。

アルコール77%の非常に強力な除菌力と、酒造会社ならではの遺伝子組み換えを行っていないサトウキビ原料由来の醸造用アルコールを使用し、緑茶から抽出した高純度カテキンを配合。さらに純水を使用し、長期間の抗菌持続性も実現しました。
(洋酒のドーバー・ホームページより)

とのことで、手指はもちろんまな板や食器、机、水洗いしにくい場所のお掃除にかなりの頻度で使っています。
卵の殻からの二次汚染防止、鮮度を保ちたいお刺身やお餅に直接、清潔を保ちたい歯ブラシやスリッパに使うのもよいそうです。
いま調べたら「南極観測隊の標準装備に指定されました」と書いてありました。すごい。
私は皮脂汚れや食べものの汚れがスッと拭き取れるところが大好きです。

ただ、じつはノロウイルスに関してはアルコールでは菌が死にきらないそうなのです。
→【ノロウイルス対策としてのアルコール系消毒剤について】(大阪府感染症情報センター)
→【ノロウイルスの消毒-エタノールの使い方を中心に-】(ヨシダ製薬)

手洗いで物理的に菌を落とし、殺すには熱湯か塩素系漂白剤やエタノールをつけることが有効だとか。
それができないものもあるので(手にもよくないし…)、更に調べていくと、殺菌が主な目的の食品添加物として、2002年(平成14年)から、厚生労働大臣の認定を受けている”次亜塩素酸水”が有効、という話に行き当たりました。

次亜塩素酸水の安全性については、効果とあわせて、厚生労働省をはじめとして研究機関が検証しています。次亜塩素酸水は、除菌や消臭を行うと成分が「ただの水」に戻ることから、安全性が高く、他の除菌・消臭剤と比較しても、子供やペットなどに用いやすいのです。
(備える.jpより)

とのこと。(次亜塩素酸水について知りたい場合はこの備える.jpがわかりやすそうです)

この”次亜塩素酸水と名前が似ていて、”キッチン/衣類用ハイターの主な消毒成分である”次亜塩素酸ナトリウム”と比較をすると、

 

このようだそう(e-ziaという次亜塩素酸水商品のサイトより)。だいぶん扱いやすそうです。

いまではインターネット通販で複数の会社が製造販売していて、今年我が家でも2Lほど購入して吐瀉物の掃除時や洗濯物の浸け置きなどに使用したのですが、確かに臭いが消えていました。
これで消毒力も高いというのですからかなり気に入ったのですが、光や空気に触れることで分解が進み水に戻りやすいため長く保管するのが難しいのがデメリットのようで、我が家のものも1ヶ月ほどで徐々に効果が薄れていきました。大量に買ってストックしておけば安心というものでもないようです。
この”使用期限”の問題を気にせず使うには、家庭で生成するという方法もあるようです。今や小型の家庭用生成器が出始めているので使う分だけその都度塩と水で作ることができるのだとか。

たとえばこれ、
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の3つのモードがあり、たいへん便利そう。
たびハックというサイトが3種の生成器を比較してくれています(※現在は”アクアシュシュ”に2が出ています)。
いずれにしても、防災グッズとしても