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ハロウィンのメイクなど

夫にハロウィンのメイクをしてもらって遊んだ。
とくにお出かけするなどではなくて、家でこわいメイクをして写真を撮って加工するという遊びだけどたのしい。一昨年は髑髏メイク、その前はハロウィンと全然関係ないときにゾンビメイクをしました。

インスタグラムでは全面うろこ…とか目を囲む三角形に皮がない…とか特殊メイク級のことをしている方がたくさんいて(アイデアの)参考になり、youtubeにはぜんぶ家庭にあるもので傷メイク!などDIY精神にあふれた投稿をしている日本の方もいて(技術の)参考になります。来年はピエロにしてもらおうかなー。血みどろの。

halloween

先日上の子がメイク中の我々をみて自分もしたーいというので、君の目につけたいっていうこと?と訊くと「うん」というので 何色?と訊いてみると、紫と黄色!と言っていました。斬新…!

子らの通う園で園児と先生だけのハロウィンパーティーがあるのは知っていたのだけれど、皆仮装っぽい格好をして来るというのは知らなくって、普段は逆に骨柄の服とか着せているのにものすごく普通の格好にしてしまい失敗しました(子らはあんまりよくわかっていなかったようす)。「人間の仮装をしたっていうことにしようか…」と夫と話しましたが、来年は楽しい格好で登園させてみたいな。ちっちゃい子たちがお姫様とか、ヴァンパイアの格好してうろうろしているのすごくかわいらしかった。

写真はハロウィンのミイラパンです。行事として広まってくるとイオンのパン屋さんとかがこういうかわいいパンを出してくれるー。中身はラズベリークリームでした。よい。

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黒髪にこだわりがあるわけではなくて

メンテナンスが大変そうかな?といういわゆる女子力の低い理由で髪はずっと黒いままなのだけど、
一度だけ髪の色を染めた事がある。
しかも青に。

小学生のころからずっと母親とお揃いの美容師さんに切ってもらっていて(一番初めのオーダーは「セーラーマーキュリーの髪型にしてください」で30cmくらい切ってもらった 平安時代かっていうくらい長かった)、ぜったいにパーマや染めるのはだめだよ、傷むから…とパーマ液の香る美容室で何度も真面目に言われたのが効いていたのか、あまり髪の色を明るくすることに興味が沸かなかった。

上京し大学生活もすこし落ち着いたころ、通学に使っていた吉祥寺駅で、「カットモデルをしていただけませんか」とおずおず声をかけられた。小柄な、同い年くらいの女性でSさんといった。Eメールがあるというのは便利なもので、即断即決せずともよく、家で落ち着いて連絡をとったところ、カットコンテストに参加する予定の美容専門学校生で、学校も毎年開かれるそのコンテストも実在するものだったのでここはひとつカットモデルをしてみることにした。

まず、椅子のうえにぽかんと座る私を前に鏡越しに先生とSさんが「暖色より寒色が合うのでは」「このカットがやりやすいんじゃない」と相談をし、若干の私の希望も聞いてもらえて、数度の打ち合わせとカットと衣装合わせをした。私の頭のかたちとつむじの位置を先生がSさんに向かって褒めていたのがうれしいような、くすぐったいような、これはいい魚が釣れましたね!みたいな感じでおもしろかった。
一筋の鮮やかな色を入れるのが縛りだったのか、忘れてしまったけれど、ボブカットの右側の一束が真っ青という髪型になった。
本番、スタジアムのようなところに大勢の学生とカットモデルの組が集結し、1畳ほどの割り当てられた場所で最終的なカットとセットをして評価。その間だけじっとしていなくてはならなかったけれど、無理なポーズではなかったし、Sさんの緊張ぷりに比べたら私は楽なものだった。コンテストは無事学校に指定された基準を越えられたようでよかった。
折角ではあったけれど青い束は黒く染め直してもらい、この機にすこしゆるいパーマをかけてみようとおもったのだけれど、そのときに初めてそこそこ柔らかいほうだと思っていた自分の髪はパーマのぜんぜんかからない強情さを持っているということを知った。脱色し青く染めて黒く染めてパーマもすこしかかった部分は当然のことながら枯れ草のようにポッサポサになり、トリートメントがすこしも追いつかず、”楽しかったけれど、やはり染めたりパーマは今後いいや”と思ったのであった。

今は夫が髪を切ってくれる。
彼は美大生時代に自分もクラスメイトの髪も切っていてそこで腕が磨かれたのだという。
どのような髪型にしたいかという相談のとき、「それは似合わないと思う」「セット大変だと思う」「面白い感じになっちゃうと思う」と率直に言ってもらえて、カットも美容院なみに上手なうえに微調整も繰り返してくれて、ありがたいことである。今度彼の指がしっかりと収まるよく切れる鋏を新調したいと思っている。

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化粧師の夫

結婚する前から、私はたまに夫に化粧をしてもらっている。

初めはたしか気まぐれでだったか、色使いがマンネリ化してしまっていたからか、
ふと夫さんにアイメイクをしてもらったら楽しそうと思ってお願いしてみたらとてもうまくて驚いた。
訊けば、もともと人間の形の立体作品の着彩、という仕事をしていたことがあり、
それと要領が同じとのこと。
骨が好きで、ひとの骨格は見ればだいたい分かるので、それを活かしたり
それに合った範囲に色をつければいいので難しくない。とのことだった。

色選びは 手持ちのパレットの色数がかなり限定されたものだったので、
何度かアイメイクを施してもらっているうちに段々と物足りなくなってきた。

メイク動画に現れる、ものすごい色数のパレットが欲しいなあと話していたら、
メイクがご趣味の方からほぼ新古の8×11(!)もの小さな丸が並ぶアイシャドウパレットを戴けるお話があって飛びついた、のと、ニューヨークへ行ったときに薬局で、日本ではなかなかありえない激しい色合いのものを買ってきたので何でもできるようになった。
これ私がやるとひどい勘違いか頭のおかしい感じになってしまうでしょうという色でも、夫がやるとあっ綺麗な色がついているなあ!という感じになって、しかも目が大きく見える。
お出かけの際のアイメイクはお任せになった、だってなにも女性誌で勉強したり等せずとも、
上記の”仕事”と”骨格”の理由で自然と効果の高いアイメイクができる才能を持っているのだもの…!
(多少だけれど自主勉強していなくはなかった私よりも、瞬時に断然上手になった。)

彼が思いついて始めた目頭がピンクで目尻が黄緑のアイメイクはとても気に入って何度かお願いした。
あとは「青系でお願いします」「黄緑から濃緑のグラデでお願いします」
「赤を差し色にしてください」などのリクエストにもスッと応えてくれる、
服の都合上ブラウン系でお願いすることもあるのだけど、
そういうときは「えーっ」とつまらなさそうにする。カラフルなほうが施してて楽しいらしい。

眉も、細くしすぎだよ〜と足して書いてくれたのが、
ほんとうに顔が見違えるほどになったので感動して、以降言われるままに伸ばして、
カットもお願いし、何度も教室をひらいてもらった結果、最近では自眉も伸び
自分でもだいぶんまともに目鼻とのバランスのまあまあとれた眉を描くことができるようになった。
眉も骨格から見るのがポイントなのであった。

語録は:

・小さな筆がほしいな、指がふといからアイシャドウ指じゃ塗りづらくて(買いました!)
・もっと綺麗な色のを買おうよ。くすんだ色ばっかり(買いました!)

・アイラインはこのくらい思い切りひいたほうがいいよ
・(私「今日はピンクでお願いします」→) ピンクだけ?
・もっと発色のよいアイライナーのえんぴつないのかなあ。赤とか

・頬に塗るのは持ってる? (チークのこと。これもはじめから私がやるのの5億倍うまい)
・→縁を丁寧にのばせば自然になるよ(ほんとうに丁寧)

・あっお肌が荒れてる。
・うまくできた!
・はやりのかんじにしてみました。(イガリメイク)

などなど
アイラインはペンシルタイプが好きだそうです。
発色のよい赤ライナーはいまでも探しています。

どうも最近不精をして基礎の化粧を変えていないので、そろそろまた研究しなおしてベースメイクは自分で完璧にしたい…と思っている。なぜなら、先日ついに、
こんどベースメイクからやらせて?きっともうすこしアイシャドウが映えるようにできると思うんだ…と言われたので…
(おそらくクマが消し切れていなかったほか理由が幾つかある)。
肌は汚いの間近で見てもらうのはちょっと恥ずかしいですよね、配偶者のかたでも…

子どもたちは興味深げに観察しているときもあり、
これは将来化粧するほうとされるほうどっちか希望してくるかな…?と話した。
どっちでも楽しそうだなあ。